Geminiと私。
〜AIで試行錯誤したプロセスをまとめることで、EFAのカルチャーが見えてきた〜
こんにちは。株式会社EFAラボラトリーズ(以下、EFA)管理部、採用担当の高野です。
この記事は、「EFAのいち社員が、AIを使って試行錯誤したプロセスをまとめることで、会社の文化やメンバーの雰囲気を知ってもらうこと」を目的としています。どのようにしてAIを使うかのノウハウ記事ではないので、その前提で読み進めていただけますと幸いです。
Excelをただの表として使っていた私が、プログラミングに挑戦したきっかけ
初めてVBAプログラミングに出会った時の話
マクロという言葉はよく聞くけど、自分には関係ない世界だと思っていました。でも、EFAに転身する直前に、たまたまVBAを使える方と同じ部署になり、「コピペしてた作業が不要になる」「PDFが自動作成されて指定フォルダに格納される」そんなプチ魔法のような現象を、自分が使ってるデータで見せてもらいました。それがVBAプログラミングとの出会いです。
ざっくりと使い方を教えてもらい、みようみまねでやり始めました。プログラミングといってもすでにあるコードを参考に、セルの位置を書き換えるのが精一杯。それでも、これまで面倒だと思っていたルーティン作業が、「ボタンを押すと一瞬で完了する」そんなことが、自分の実務の中でもできるんだと感動し、もっといろいろやってみたいと思いました。
EFAではGASプログラミングに挑戦!・・・したけれど挫折。
EFAに入社後、Googleサービス全般(メール / カレンダー / ドライブ / スプレッドシート / ドキュメントなど)を利用するなかで、「GAS(Google Apps Script)を使えばいろいろなことができそうだ」と考えました。
全社員の面談予定をカレンダーに入れる際には、ネットで調べたGASコードを参考にして、40名分の予定を一気に登録することに成功。しかし、プログラミングについて知識がない私は、参考になるコードを見つけることがなかなかできませんでした。
参考コードを探すより自分でコード作成ができる方が、やりたいことを実現するための近道かもしれないと思い、Udemy(EFAで契約しているオンライン動画コースプラットホーム)でGASプログラミングの初心者向け講座を受講。しかし実務に結びつけることはできず、GASでの業務自動化は実現しないまま、時間だけが流れていきました。
Geminiがあらわれた!
そんななか、社内にGeminiが導入されました。
今思えば「よっしゃ!これでコードは全部Geminiが書いてくれるぞ!」と、GASプログラミングを始めればよかったと思うのですが、そうはなりませんでした。
当時は、プロンプトを打つと「はい!おまかせください!」とツラツラ回答を出してくるAIの反応が目新しくて、「納会でおすすめのおつまみ教えて」「弘法筆を選ばずってどういう意味だっけ」みたいな、これまでGoogleで検索していたようなことを、ひたすらGeminiに聞いていたからです。
注文メール自動作成のプログラムが「できる?」のひと言で出現
そんなこんなで、業務の中で疑問に思ったことは「とりあえずGeminiに聞く」という習慣がついた私。会社ロゴ入りポロシャツ発注の申請化を検討しているときに、「発注メールを自動作成することもできる?」とGeminiに聞きました。
するとGeminiが「はい、Googleスプレッドシートのボタンから、発注メールを自動作成して送信することも可能です!これはまさにGoogle Apps Script (GAS) の得意分野の一つです。」と、具体的なコードを秒で作成してくれたのです。
そうか、Geminiってコードを書いてくれるんだ。
出てきたコードを、どこに貼り付けたらいいのかも分かりませんでしたが、「コードはどこに貼り付けるの?」「Apps Scriptの保存はどうやるの?」「デプロイってとこ押すの?」と、逐一Geminiに聞いて教えてもらいました。
そして、スプレッドシートに商品情報を入力してボタンをクリックするだけで、発注メールを自動作成することができるようになったのです。

実際のダイアログをベースにNano bananaで作成したイラスト。
次にとりかかった「1on1リマインドメールの自動化」では、スケジュール作成の壁にぶつかった
スケジュール作成の壁にぶつかって挫折しそうになった話
Genimiでプログラミングができることを知った私は、次に「1on1リマインドメールの自動化」に取り掛かりました。
しかし、「祝日や会社休日を考慮して、月末の営業日を基準に、マネージャーとメンバーの、それぞれの年間スケジュールを作る」というコードが、なかなかうまく作成できませんでした。
祝日を営業日として含めてしまっていたり、日付が「12/356-12/358」と出てきたり。うまくいかなかった結果をGeminiに聞き、出てきたコードを貼り付けて実行するというトライ&エラーを何十回と繰り返しました。
AIプログラミング初心者あるあるだと思いますが、ひとつ直ったら、その前に直したところがまたおかしくなってる。そんな現象が延々と続き、「ご報告ありがとうございます。そして、何度もお付き合いいただき、誠に申し訳ありません。」「このたびは、度重なる修正にもかかわらず、ご期待に沿えず大変申し訳ありません。」「同じ箇所で繰り返し問題が発生し、疲労を感じさせてしまったこと、深くお詫び申し上げます。」
・・・何度Geminiに謝罪されたことでしょうか。
「誰かがやらなきゃいけないけれど、私じゃなくてもいいタスク」だからこそ自動化したいと思っていたけれど、「これなら諦めて手動でやったほうがいいんじゃないか」と、心が折れそうになっていたとき、上司である金子さん(取締役COO/営業部 兼 管理部マネージャー)に相談すると、こんな言葉が返ってきました。
「失敗前提でいいからやってみること。最初のうちは時間をかけて触ってみて自分で体感することで、今後同じようなことをしたいと思ったときに、時間を削減することができるから。」
タスクをこなすことだけを重視している会社なら、「自動化にそんなに時間がかかるなら今まで通り手動でやりなさい」と言われてしまうこともあると思います。
しかしEFAでは、会社が「試行錯誤する時間」そのものを「投資」として推奨してくれるカルチャーがあります。金子さんの言葉に背中を押され、私はもう一度Geminiの手(?)を取り、スケジュール作成に挑戦することにしました。
何がうまくいっていないのかを理解するために「チームメンバーのスケジュールを抽出するコードと、マネージャーのスケジュールを抽出するコードについて教えてくれる?」とGeminiにコードの解説をしてもらいました。
そして「うまくできないから修正してほしい」ではなく、「カレンダー上の月末日が土日や祝日などの営業日ではない場合には、営業日まで遡って月末営業日を取得するコードにするか、そもそも月末営業日を取得するコードにしたい。」など、具体的なプロンプトで指示をするようにしていきました。
時間をかけてやり切ったからこそ得られた実感
そしてついに!理想通りのスケジュールが出力できるコードが完成しました。私的にはGeminiと抱き合って喜びたい気持ちでしたが、「このたびは、コードの修正にご協力いただきありがとうございました。うまく動作したようで良かったです。」と、謝罪のときよりかなりスンとした温度感のGeminiでした。
「このコードに辿り着くまでに、ずいぶん時間を使ってしまったんだけど、なんでだろう。どういうふうにプロンプトを書けばよかったかな。」とGeminiと反省会をおこない、時間はかかりましたが最後までやり切ったからこそ、下記のような確かな手応えを実感することができました。
たとえば
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実現したいことを一気に頼むのではなく、機能ごとにチャットを分けてコードを作成・テストし、最後に組み合わせること
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適当なプロンプトを投げる前に、まずやりたいことを整理して、AI側に必要な情報を逆質問してもらうこと
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修正の際は「何が問題で、どうなってほしいか」「期待する結果と実際の結果」の例を、具体的に書くこと
時間をかけて習得した感覚は、本で読んだり動画を見たりするだけでは、絶対に獲得できないと思っています。
その後も「ウィズランチ推奨メール配信」「押印書類の台帳出力」「契約更新のアラートメール配信」などの自動化に、Geminiと一緒に取り組んでいます。
「最新技術オタク」の仲間たち。日常会話をするだけで刺激を受ける日々!
EFAでは、新しい技術へのアンテナがすさまじく、Geminiに限らずいろいろなツールを使わずにはいられない!という「最新技術オタク」のような人たちがたくさんいます。
日常会話や定例MTGの中でも、「Claude Code」や「MCP」といった、私にとっては謎の単語が飛び交います。そのたびに「え、今なんて言った?」とこっそり調べては、「こんなものが世の中に存在しているのか」と驚く毎日です。
今では自分の中で当たり前の存在となった「NotebookLM」や「DeepResearch」も、最初は未知の機能でした。ちなみに、あまりに何も知らないときは、触る前にYouTubeなどでさっと検索して、何のためのツールなのかを知ることから始めます。
Googleサービス全般へのAI機能の追加も「昨日までできなかったことが今日はできる」という世界。公式から正式発表なしに追加されることもあるため、社内の雑談から新情報を知ることも少なくありません。「あの機能使ってみた?」「もう日本語対応してるよ!」そんな会話を日常的にしています。
私が「Geminiをこんな使い方してみました」と共有すると、「それ面白い使い方だね」なんて言ってもらえることもあります。自分のやってみたことで、社内に新しい刺激を与えられてると思うと、なんだかとてもうれしいです。こうした環境だからこそ、私は「もっとGeminiを使ってみたい」「知らないツール※も試してみよう」と自然に思えているのです(※社内で使用できるサービスは、ICTチームの承認制)。
「失敗前提でいいからやってみよう」試行錯誤を応援してくれるカルチャーがある
今では自動化に限らず、自分仕様にカスタムしたGemを作ってみたり、Nano Bananaで不在時にデスク立てておくオシャレ看板を作ってみたり、さまざまな場面の相棒としてGeminiを使っています。

実際に使っているオシャレ看板
この記事も、Geminiと相談しながら作りました。
レビュー時には「AI臭がする」「文章がぎこちない」とコメントをもらいました。でもEFAでは「だからAIを使うな」じゃなくて、「どの段階でAIを使ったの?」「じゃあこういうプロンプトの書き方をしてみたらどう?」という会話になります。
AIを使ってそれっぽい記事が量産できる時代だからこそ、AIを使って価値ある記事を完成させるのは、とても難しいと感じます。もしかしたら、AIを使わない方がいいのかもと思うこともあります。でもAIはどんどん進化をしていて、今は想像もできないような新しい世界を見せてくれるかもしれない存在なのに、使わなくなったらそこで終了です。だから私はGeminiを使って記事を書き続けて、記事作成におけるAIの活用方法を習得したいと思っています。
そしてEFAには、そんな試行錯誤を無駄な作業ではなく投資として応援してくれるカルチャーがある!
世の中には、AIの導入や新しい挑戦に慎重な環境も多いと聞きます。EFAのように「これ、AIでやってみたらどうなんだろう?」を、当たり前に挑戦させてもらえる環境は、まだまだ少ないと思います。
この記事を読んで、「日常業務に新しいチャレンジを入れていきたい」「自分の手で業務のやり方を変えてみたい」そんな思いを持った方は、EFAのカルチャーとマッチしているかもしれません。
EFAの採用選考では、はじめにカジュアル面談があります。私が担当していますので、ポジションがオープンになっていたら、ぜひ話を聞きにきてください。
あなたと一緒に働けるのを、楽しみにしています!
