福本さん
社員インタビュー
今回の社員インタビューはアスベスト調査職の福本義季さんです。
株式会社EFAラボラトリーズ(以下EFA)のコンサルティング部には、さまざまな仕事を経験してきたメンバーがいますが、その中でも「レンタルビデオ屋」という異業種からEFAに入社した福本さん。その理由を聞いてみました。
福本義季さん
大学在学中にレンタルビデオ屋でのアルバイトを経験。大学を中退後『めずらしい仕事がしたい』という思いから、2018年8月にEFAに入社。コンサルティング第1部に所属し、持ち前の画力を生かして業務をしています。
(インタビュアー(高野)のコメントを太字にしています)
■メイン業務は解体前や改修前の建物調査
──福本さんは2018年8月1日に入社されて4年8ヶ月ですね。現在はどのようなお仕事をされているんですか?
コンサル職として、おもに解体前や改修前の建物の調査をしています。あとは、私は関わることが少ないのですが、工事現場でアスベスト対策工事の監理をすることもあります。
──業務の種類は、本人の希望や適性で振り分けられるのでしょうか?
現在の依頼数から考えると、コンサル部のメイン業務はアスベスト建材調査です。監理業務の依賴は多くないうえ、規制や分析方法、そして工事についてなど要求される知識の種類が増えるので、上級者向けの仕事という感じはしていますね。担当者はプロジェクトの入り方や業務経験に応じて決まります。
──初めて調査現場に行ったとき、どんなふうに思いましたか?
私が初めて調査に行った建物は比較的きれいだったので「まだ使えそうなのに解体しちゃうんだ」と思いました。建物の使用状況によっては荒廃している現場もあるので、調査のしやすさは現場によってさまざまです。
──いろんな現場があるんですね。
荒廃している現場の方がやりがいがある!みたいなのはあったりしますか?
きれいで調査がしやすい現場に越したことはないですけど、たしかに仕事してる感はあるかもしれないです(笑)
──そういう現場に行くことに抵抗はないですか?
人によるとは思いますが、私はすぐに慣れ ちゃいました。アスベスト調査現場の一例。解体前や改修前の建物がメインなので、土木や建設の工事現場とは少しイメージが異なるかもしれません。
■就職先では接客じゃない仕事がしたいと思い・・・
──前職はどのようなお仕事をされていたか教えてください。
就職したのはEFAが1社目で、学生時代はレンタルビデオ屋でアルバイトをしていました。今までに経験した仕事はこの2つだけなんです。
──レンタルビデオ屋でのアルバイトは何年ほどされてましたか?
高校の最後の方から大学時代なので、5年くらいです。
──EFAを選んだ理由は、学生時代の専攻と関係しているのでしょうか?
まったく関係ないです。レンタルビデオ屋のアルバイトで『接客を一生やっていくのは無理だ』と感じ、就職する際には接客業は選ばないと決めていました 。
──学生時代は、なにを専攻していましたか?
理学部の生物関係を専攻していました。
──生物系の仕事をやりたいと思わなかったんでしょうか?
生物系は仕事にするのがすごく難しい分野で、学者とかの方向に進まないといけないんです。なので就職するときには 考えていませんでした。
■応募のきっかけは、求人サイトで見た”笑顔”
──接客業以外という条件のほかは、ご自身の中でなにを大切にされてましたか?
転職しない限りは一生やっていく仕事になるので、メジャーじゃないというか『めずらしい仕事』がいいなと思って調べていました。
──その中でも勤務地や分野などいろんな要素がありますが、どう絞り込んでいったのでしょうか?
土日祝休みは大事だなとか、住んでるところから1時間前後で通えるような距離がいいなっていうところですかね。
──EFAに応募したきっかけを教えてください。
求人サイトを見ていて、大和久さん(コンサルティング第1部のマネージャー)のインタビュー記事といっしょに写真が載ってたんですが、それがものすごい笑顔で『いいな』って思ったのを覚えています。
笑顔の大和久さん
──接客がしたくなかったとのお話でしたが、今のお仕事でもコンサル業務としてお客様と接する機会はありますよね。その部分はどうでしょうか?
アルバイト時代はお客さんと立場の差を感じることが多かったんですが、今の仕事で関わるお客さんは対等に接してくれる方ばかりなので、アルバイト時代に感じた接客が嫌という部分は引っかかっていません。
今もお客さんと話を詰めて計画を立てていくことは得意ではないですが、むしろそういうのを克服していきたいと思っています。
■面接を通してEFAメンバーの人柄に惹かれていった
──入社した決め手があれば教えてください。
ほかにも内定をいただいてた会社はあったんですが、選考する中でEFAが一番印象に残っていました。
──どんなことが印象に残ってるんでしょうか?
他の会社の面接では学歴とか学校で何をしてたかをよく聞かれたんですけど、EFAでは『普段何をしてるのか』とか、勉強以外のことをいろいろ聞かれたんです。面接をしてくれた皆さんが私の話をちゃんと聞いてくれて、事務的な面接じゃないと感じました。
──いいエピソードをありがとうございます!(笑)
面接を受けながら『すごいみんないい人だな』って思ったのを覚えています。終わる頃には、すでにEFAの皆さんのことが好きになっていました。
■初めての就職だったけど、イメージとのギャップはなかった!
──入社前と入社後で『これは思ってたのと違ったな』というギャップはありましたか?
どういう仕事をするのかあまり想像がついていなくて、そもそもアスベストってどんなものだろう?という状態だったので、とくにギャップは感じなかったです。
──面接で感じたEFAの皆さんの人柄についてはどうでしょうか?
入ってからも本当に『面接のときのまんま』でした。
──では、働く条件面ではなにかありますか?
福本さんの現在のスケジュールを見ると夜勤もあるようですが・・・
夜勤や休日出勤がたまにあることは面接で聞いていたので、その部分にもギャップはないですね。
・・・あ、今思い出したギャップがひとつありました!
──なんでしょうか?
面接のときに『車の運転はあんまりないよ』って言われてたんですけど、実際は現場への移動で結構運転してます(笑)
──その話、わたしも聞いたことあります。福本さんが面接を受けてた頃には社用車がなく、脚立を持って現場へ 行くようなときでも、タクシーや電車で移動していたんですよね。それでちょうど福本さんが入社されたタイミングで社用車が導入されたという・・・
そうなんです。だからそれが唯一感じたギャップですね(笑)
■知識ゼロでのスタート。先輩についていって、少しずつ仕事を習得
──業務内容もわからない、アスベストもあまり知らないという中で、どうやって仕事を習得されていったんでしょうか?
オフィスで机に向かっていてもなかなか覚えられない仕事なんで、とにかく現場に同行しました。調査は基本2人1組でやってるので、うしろからついていって実際に行われている作業を、目で見て覚えるのが一番効果的でした。
──業務を身につけていくなかで、この仕事は自分に向いてると感じましたか?
調査の仕事に限定していえば外部と関わらずに完結が出来るので、人と話すことが得意じゃない自分にとっては、仕事に集中できるのがいいなと思いました。
──『現場』と聞くと体を動かすイメージがあるんですが、大変だと思うことはありますか?
仕事がすべて現場作業でずっと体を動かしっぱなしならしんどくなると思いますが・・・基本的に現場のあとはレポート作成のためにオフィスワークが入るので、どちらか一方だけをやり続けることはなくバランスよくやれています。
──ちなみに現場調査とレポート作成、どっちの方が好きですか?
図面の作成とかが好きなんで、どちらかというとレポートです。
──そういえば福本さんは絵が上手ってお聞きしました!
きっとそういう才能もレポート作成が好きというのに繋がるんですね。
図示の作成にはAdobe Illustratorを使用。福本さんの図示は「短時間で仕上げるのに完成度が高い」と部内でも評判!
──調査の仕事について「ひと通りわかった」と思えたのはいつ頃ですか?
正直今でも不安になることはあります。入社して4年以上ですが、ある程度自信が持てるようになったのは本当にここ1年ぐらいです。
──今でも不安になるとのことですが、その不安はどうやって解消してるんでしょうか?
現場調査は2人体制でおこなうのですが、調査後にその人と『ここはこうだったよね』と内容を確認します。それで2人とも一致してれば『大丈夫』ってことで内容を確定させるので、そこで不安は解消されますね。
■困ったことはすぐ相談。頼れるメンバーと一緒に働ける!
──なかなか大変なお仕事だと思いますが、それでも辞めずに続けられている理由はなんですか?
頼れる人がいることがすごく大きいなと思っています。すぐに相談できるし、一緒に解決してくれるメンバーがいるので、困ったことや不安なことがいつまでも残ってしまうことがないんです。
──EFAのいいところを教えてください。
・・・と聞こうと思っていましたが、やはり『メンバーの人柄の良さ』ですかね?
はい(笑)わからないことがあっても、みなさん本当に優しく教えてくれるんです。
──怒られた経験などはないんでしょうか?
もちろん注意されたことはありますよ。でも頭ごなしに怒られたことは一切ないです。
──働き方の面でよいと思うことはありますか?
コンサル部ではフレックスタイム制が導入されていて、コアタイムが10時からなんです。通勤ラッシュのピークを避けることができるのはありがたいですね。1時間違うだけでも電車の混み具合が相当緩和されるので、仕事のパフォーマンスが上がります。
──EFAには「次世代のこどもたちを環境問題から守るために、一人でも多くの人に正しいサービスを届ける」というミッションミッションが掲げられていますが、それについてはどう思いますか?
すべてをいつも意識できてるかと言われると微妙なんですが・・・。
『やるからには間違ったことはしたくない』というのは自分のマインドとして持っているので、EFAの『正しいことをやる』というのに繋がる部分はあると思います。
──では、EFAのよくないところはどこでしょうか?
EFAのよくないところというか、仕事をする中で大変だと思うところはあります。
アスベスト調査に関する知識はもちろん、工事の知識も必要ですし、アスベストに関する規制もどんどん変わるので、とにかく覚えることがたくさんあります。
──福本さんはどうやって覚えているんでしょうか?
頭で覚えようとするよりは、数を重ねてとにかく経験することで覚えていくようにしています。やるしかない!という感じです(笑)
■EFAで成長できるのは、新しいことに興味を持てるひと
──調査に向いているのはどんな人だと思いますか?
ある程度は体を動かすことが好きな人のほうがいいと思います。現場とオフィスワークが1対1くらいなので、どちらもやりたいと思える人には向いてますね。
──性格面などで向き不向きはありそうですか?
几帳面なほうがいいと思いま す。見落とさないよう徹底的に調べないといけないですし、現場でのメモも正確にとれないと、あとで見たときにわからなくなっちゃうんです。レポート作成をする上でも、ある程度の几帳面さがないとミスが生まれちゃうので、細かいところまで気にして仕事が出来る人が向いています。
──体も動かせてオフィスワークもできて几帳面・・・すごい人材ですね!!
そういわれると、自分が本当に向いてるのかどうかわからないです(笑)
──でも全部が得意じゃなくてもどれか1つマッチするところがあれば、その部 分に楽しさややりがいを感じて他の部分を埋めていけるのかな、と思いました。
それはあります。図示を丁寧に正確に描きたいと思ったら、現場での情報収集を漏れなくやらないとできないですからね。
──では、向いていない人はどうでしょうか?
体を動かすのが本当に嫌いな人は厳しいと思います。現場によっては朝が早いときもありますし、一日中動きっぱなしってこともあるんで・・・
──今まで経験した現場でいうと、具体的にどんなのがありましたか?
2週間半ぐらい同じ現場だったことがあります。敷地内に大きい工場が5棟あって、そのすべてを調査したんです。決められた期間内で終わらせる必要があるので、1日の調査時間も長かったですね。その期間は基本的に家から現場に直行直帰で、オフィスに行くのはたまにって感じでした。
──その現場を福本さんはどう思いましたか?
しんどかったというより楽しかったという覚えがあります。
──大変そうに聞こえますが、なにが楽しかったんでしょうか?
電気が入っていないので日が落ちてくるとかなり暗くなっちゃうんです。それでももう少し調査を続けないとっていうときに、暗い中を懐中電灯持って歩き回るのが『探検みたい!』とわくわくしたんです。
──今後新しい方が入社されるとしたら、どんな人と一緒に働きたいですか?
個人的にはまじめな人と一緒に働きたいです。時間を守るなど社会人として当たり前のことですけどね。当たり前のことをすべてしっかりと出来てる人は多くないですが、当たり前のことができると調査の記録とかも信頼できますので・・・。
──EFAで働くにあたって一番大事なのは何だと思いますか?
新しいことに興味を持てることです。知らないことを知りたいと思って、目の前のことにちゃんと興味を持って向き合っていく。そういう人が、どんどん成長して活躍していけると思います。
福本さんへのインタビューはこれで終わりです。『人と喋るのは昔から苦手ですが、EFAに入ってからは克服していきたいと思うようになりました』と話してくれた福本さん。その向上心が今後ますますの活躍につ ながると思います!
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インタビュアー:高野和音
2023年3月にEFAに入社。管理部に所属。今後の採用活動を担っていくため、各部署の仕事を知るべくインタビューを実施。EFAへの応募を検討してる皆様と同じ目線で、気になる質問を社員にぶつけてまいります!
インタビュー実施日:2023年4月18日